仕事・リーダー相談事例

「部下が言うことを聞かない」と悩んでいた初めての管理職。六白金星の責任感と高い基準が、改善提案まで反発と受け取る状態へ偏っていたことを客観視した事例です。

事例の扱いについて

相談者や関係者を特定できないよう、会社名・職種・時期などの情報を省略し、会話は趣旨を変えない範囲で再構成しています。九星気学や宇宙盤は、人を評価したり重要な判断を代替したりするものではなく、状況を客観視して対話を始めるための参考情報として使用しています。

初めてチームを任され、「部下が言うことを聞かない」と悩んでいた

相談者は20代の男性でした。初めてチームを任されたものの、部下から反対意見が出ることが多く、「自分の指示を聞いてくれない」と悩んでいました。

本人は、これまで部活動や大学のサークルでもリーダーを務める場面があり、責任を持つ以上は、自分が正しい方向を示さなければならないと考えていました。

相談時に確認した星

傾斜星は六白金星でした。話を聞く中で、高い基準、責任感、「役割を担う以上はこうあるべき」という意識が強く表れていました。

六白金星の責任感が、「べき論」と完璧主義へ偏っていた

六白金星は、目標を高く置き、自分が責任を引き受けて前へ進める力を持ちます。基準を示し、難しい場面でも決断できることは、リーダーにとって大きな強みです。

一方で、「上司はこうあるべき」「部下は指示に従うべき」という形へ固まると、目的のための改善提案まで、自分への反発に見えることがあります。本人の責任感を否定せず、高い基準が、人の意見を受け取れない状態へ偏っていないかを一緒に確認しました。

部下の言葉を詳しく聞くと、敵意ではなく改善提案だった

具体的なやり取りを一つずつ聞くと、部下は上司を否定するために意見を出しているのではなく、作業を改善したい、チームを良くしたいという内容を述べていることが多いと分かりました。

部下の意見を「自分への反対」と受け取る前に、「この人はチームの何を良くしたいのだろう」と聞いてみてください。リーダーがすべての答えを持つことより、良い意見が出る場を作ることも責任の一つです。

本人にとって、これまでのリーダー像を見直す機会になった

この話をした時、本人は強く感情が動き、涙を見せました。本人自身も、「正しさで周囲を動かそうとしてきたこと」に薄々気づいていたそうです。ただ、客観的に言葉へ整理されたことで、自分の受け止め方を変える必要があると深く感じたと話していました。

私は、これまでのリーダー経験を否定したわけではありません。責任を引き受けてきたからこそ、高い基準を持てた。その力を、命令の強さではなく、チームの目的を守るために使い直すことを提案しました。

「反発かどうか」を決める前に、目的を聞く

  • 意見が出た時は、先に「何を改善したいのか」を尋ねる。
  • 採用しない場合も、立場ではなく目的と条件を説明する。
  • 自分の案より良い部分があれば、人前で認める。
  • 最終判断をする時は、誰が正しいかではなくチームの目的へ戻る。

後日、チーム内に共感者が増えたと報告を受けた

本人は、部下の意見を反発と決めつけず、まず聞くことを意識しました。その結果、一人、また一人と、チーム内で自分の方針へ共感してくれる人が増えたという報告を受けました。

部下を従わせた結果ではなく、意見を聞いたうえで方向を示すようになったことで、本人のリーダーシップが周囲に伝わりやすくなったのだと考えられます。

管理職の問題を、本人の星だけにしない

指示系統、評価制度、業務量、権限の曖昧さ、ハラスメントなど、組織側の問題がある場合もあります。人事判断や部下の評価を星で行うのではなく、業務上の事実、会社の規程、専門部署の支援を優先してください。

この相談で九星気学が果たした役割

六白金星の責任感を弱めたのではありません。自分の正しさを守るために使っていた力を、良い意見が生まれる場と、最後の責任を引き受ける力へ戻しました。

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